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みんなが寝静まった深夜のこと 陸奥と気分転換にメイポで組んで狩りを始めた まだ踏み込んだことのないジパング付近でなかなか良い狩り場所を見つけたのでしばらく狩っていた 陸奥とラーメンについて熱く語っていると、おじさんに声を掛けられた 一向○揆:使ってました "使ってました" 何を使ってたんだろう 残念ながら、私は彼が何を言ってるのか理解できなかった 無視をするわけにもいかないので、適当に相槌をうっておく 清兵衛くん:ほうほう 大抵これで話はつながるんじゃないかな 一向○揆衆:おい あれ? 彼から返ってきた返事は「おい」という怒りのニュアンスを帯びたものだった 一言、二言目で口調が変化しているので驚いてしまった 一向○揆衆:おい 一向○揆衆:横魔 横魔とは自分が狩っているモンスターを横から攻撃するプレイヤーを指す言葉である 魔とは通り魔からきているようだ 確かに彼がいたのに一発攻撃してしまったがそれ以降しつこくしたわけではない 他意はない。あっても謝る気ないけど 謝る気がない理由にはこういう言葉があるからだ 「モンスターは誰の所有物でもない 」 一向○揆衆:もういいです 自分が正義な彼はしらをきっているように見えた私に呆れてしまったのだろうか? 清兵衛くん:いや、ちょっとまって 呼び止める 私は争いは好まない 私の行為が彼を不機嫌にさせてしまったのなら正しい正しくないは関係ない 清兵衛くん:これは(君にとって)わるいことをした 「謝るつもりはないけど、機嫌なおしてよ」な感じで返した 譲り合いをするぐらいまで修復を成功させ、最後は一番の低姿勢を私は見せた が、彼はどこかへ消えてしまった 私は狙って横取りはしないので誤解が生まれないことを願いたいです end |